貧血 輸血

貧血で輸血を行うことはきわめて少ない。種類&重症度によって決められる「輸血」

「貧血だから輸血してもらえば治る」は思い込み!貧血で輸血をするのは重症度が高い場合だけ

「貧血って血が足りないんだから輸血すればいいんじゃないの?」というのは、いかにも正しい理論のように思われます。血が足りなければそれを補給すればいい、という考え方は、理にかなっているように感じるからです。
しかし実際、貧血の治療方法として「輸血」という手段がとられることは、きわめてまれです。もちろん、そういう方法がないわけではありません。しかし、鉄欠乏性の貧血やビタミンB12欠乏性のもの、ヨウサンがたりないことによりおこるものなどは、ほとんど輸血という方法をとらずに治療が進められます。

「何かが足りない」ときには、その栄養素で補う

鉄やB12、ヨウサンがたりない場合は、輸血ではなく、欠乏している成分を補うことで治療する、というのが、一般的な手法になっています。「このようなケースの場合、原則として輸血という手段はとらない」とされているのです。
逆に言えば、このような貧血にもかかわらず、「輸血」という手段がとられるということは、それだけ状態が悪い、ということになります。輸血される際のHb値に関しては明確に定められていませんが、10g/dl以上の場合はまず行われず、基準となる7g/dlであっても、個人差や進行度合いによって決められることが多いです。このように、「できるかぎり輸血に頼らない」というガイドラインがあるため、実際に貧血で輸血をうける、という経験をしたことのあるひとは、非常に少ないと言えるでしょう。